エネルギー兼業農家の経営モデルとは

<エネルギー兼業農家の経営モデルとは>

参照「ソーラーシェアリングでエネルギー兼業農家をめざせ」
著)武本 俊彦 2015年
http://www.energy-democracy.jp/788

「デフレ経済下、人口が減少し、高齢化が進んでいる日本では、農産物・食料の需要が減少するとともに、農産物の価格低落が起こっています。
その結果、農業部門全体でみると、価格と数量を掛け合わせた総売り上げは減少を続けています。その上、生産に必要な資材価格の上昇によって利益も縮小しています。

こうした状況において農業は魅力のないビジネスとなってしまい、参入する若者も少なくなって就業者の高齢化が進んでいます。」

~中略~

「エネルギー兼業農家の経営モデルは、地域全体でみると、今まで地域外から電力を買うためコストとなっていたものが、今度は、逆に電力を自給したり売却したりすることで収入に変わります。

あるいは、6次産業化もエネルギー兼業も、自ら雇用や所得を創出する自律的な経済をつくり出すことになります。
自ら投資をし、自ら地域の資源をどう使ってどのような再生可能エネルギーを生産するかを決定できるので、地域住民と共に自らが参加し、地域の将来を決定できるようになるのです」

 

 

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上記の文章はこの後環境問題にも触れ、ソーラーシェアリングの話へと繋がっていくのですが
抜粋した上記の短い文章の中でもソーラーシェアリングの歴史が凝縮されているように感じます。

農家の収入改善から後継ぎ問題の解決を目指し、売電から得る2重の収入を得ることのできる兼業タイプの経営モデル
そして、6次産業化も視野に入れたより効率的なエネルギーの利用による自家消費のモデル。

これから農業の経営力を問われると共に、農業の活性化が地域の活性化に繋がる時代になるのだなと改めて感じる内容でした。

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