ベトナムの農業

人口9千万人のうちの約半数が農業関連の仕事に従事

ベトナムはインドシナ半島の東部に位置し、約 33 万平方キロメートルの国土を有します。
国全体では熱帯モンスーン気候地域に属し、平均気温は 22~25℃程度と高温多湿。

南北に約 1,650 ㎞と細長いことに加え、東西には沿岸地域から山岳地帯が広がるため、地域により気候風土が大きく異なる特徴を持っています。

近年のコメ輸出量は世界第 3 位。また、コーヒーの輸出量、生産量は世界第 2 位となっております。
コショウは輸出量、生産量ともに世界第 1 位で農業大国と言えるでしょう。


コメはベトナムの主食であり、伝統的な主要輸出品であるため、農作物栽培面積の半分を占めています。

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ベトナムにおけるコメの 2 大生産地は北部の紅河デルタと南部のメコンデルタが有名です。
その他の穀物ではトウモロコシが大半を占めているのが特徴です。

北部・南部両地域とも灌漑施設が整備され、合わせて、作付面積でベトナム全体の 67.6%(2009年)、生産高で同 70.1%を占めていて、トウモロコシや野菜などが広範囲に生産されています。

特に野菜は、経済成長による所得上昇や食生活の変化などを背景に、国内需要が拡大しており、また先に述べた通り、コーヒー、コショウなどの園芸作物は重要な輸出産品に育っています。

また近年では「アグリテック」を国が推進しており、先端技術の導入や行う企業を支援する方針で、新しい技術を積極的に取り入れる動きがあり、ベトナムの都市・ホーチミン市には「農業ハイテクパーク」という農業研究施設が2004年に設立。

ベトナム全土の農業生産を近代化・工業化させることで、農業の経済効率を改善することを目的としています。

非常に「農業」を大事にしており、今後も農業分野で更に発展していく可能性を持った国と言えるでしょう。

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