フランスの農業

国土面積は54万4,000平方キロメートルと、日本の約1.5倍で、その50%以上が農業用地となっています。人口は約6700万人で国土面積と比べると少ないと言えるでしょう。

農用地面積はEU全体の 16%、農業生産額はEU全体の 17%を占めEU最大で、農産輸出額は世界第6位の農業大国です。(2016年データ)

主要農作物は、小麦・大麦等の穀物、牛乳、肉類であり、特に小麦の産出額はEUで36%を占めており、「ヨーロッパのパン籠」と呼ばれている。

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驚かされるのが自給率で、野菜と果実を除く多くの農作物が自給率100%を上回っている。

また農作物加工製品輸出においても、フランスはアメリカに次ぐ世界第2位であり、
ワインはEUの33%を占めている。その他にもバター、チーズなども世界的に上位です。

フランスの農業はEU28ヵ国による「CAP:共通農業政策(Common Agricultural Policy)」に沿って行われており、

◆ 持続可能性
◆ 生産性
◆ 競争力

を主軸として、将来的な食糧危機に備えた農業を進めています。

これだけの農業大国ですが、1990年以降は農業人口の減少が課題のひとつとして挙げられており、
この問題解決のため、CAPにおける農家への「所得補助」、環境保全といった高い水準の農業保護政策が行われています。

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