これからの野菜の販路はスマートフォンへ!

2018年10月24日 ビジネス/農業ニュース

インターネットが普及して約30年ほどしか経っていないのに、その間にインターネットは、電車や、車などの交通手段や電話などの連絡手段のように、我々人間にとって欠かさないものの1つになってきました。

近年では、パソコンだけではなく、インターネットを利用できる新しいデバイスが続々と発売されたり、動画配信サービスを誰もが気軽に利用したりと、今後もますますインターネットに関する新しいテクノロジーの多様化が私たちの生活に大きな影響を与えていくことが予測されます。

進化が止まらないインターネットサービスですが、最近ではフリマアプリを使った、農業生産者による野菜や果物の出店が増えているのをご存知でしょうか。

一般的なネット販売の方法は、自分達のオンラインショップを開いたり、大手通販サイトに出店して売る、の2つです。

この2つの方法のメリットは、ネット環境があれば、どこでも「自分の店」を見ることができることです。インターネット普及率:1億84万人、人口普及率は83.5%(2016年データ)※1を誇る日本では、効率的なアピール方法でしょう。

しかし、オンラインショップを開くためには、ホームページを作る必要や、通販サイトへには出店料や手数料の支払いが必要で金額や時間等の負担がありました。

そこで、ネット直販での負担を軽減できると注目されたのが「フリマアプリ」でした。

フリマアプリは、スマートフォン(パソコンでもできる)を使い、売りたい商品を撮影し、ユーザーが自身で価格設定や商品情報を入力してサイト上に出品され、ネット通販よりは気軽に、商品の売買を行うことできます。

フリーマーケットのルーツは、元来フランス各地で行われていた「蚤の市(Flea Market)」です。

「ものは、使える限り大切に」という、省資源・省エネルギーの思想と、環境保全まで含めた考え方であり、
皆さんもフリーマーケットのイメージは不要になった本やおもちゃや洋服などを売買する、というイメージが強いでしょう。

ですが、その考え方もフリマアプリが活用されるにつれ、用途も拡大しているようです。

最近では食品の出品も可能になってきました。(もちろん出品禁止の食材があるなど各運営会社は食材出品にあたってルールを設けています)それに伴い、生産者自らが、作った野菜や果物を出品するケースが増えてきました。

実際に、楽天が運営するフリマアプリ「ラクマ」では、2017年3月から2018年3月に掛けての1年間で、農産物の取引額が大幅に拡大しており、米は4.8倍、果物は5.9倍、野菜に関しては11.9倍の増加となっていることから、フリマアプリの「使い方」について、農業生産者の注目度が高いのも伺えます。

問題としては、こういったフリマアプリを活用するのがプロの農家だけではないこと。

趣味で家庭菜園をしている人等も、フリマアプリを使って出品している場合のある為、その人たちと価格や品質で競い合わなくてはならないのです。商品の価格や、見せ方などの工夫が必要です。

また、「プロの農家」だけが出品できる専用アプリも登場しています。

例えば、ポケットマルシェの場合は、アプリ内に独自の審査基準を設け、審査に通った個人または法人の生産者のみ、出品者として登録できるようにするなど、生産者のラインを定めています。
フリマアプリの運営会社によって特徴やルールが存在し、客層も違うと推察できます。どのアプリを利用するかも、フリマアプリを利用する上で重要なポイントと考えます。

これまで直売所等、限られた販売ルートしかもてなかった農業の流通が変わりつつあります。

慣れれば誰でも手軽に利用できるフリマアプリ。この機会に販売方法の一手として、検討されてみてはいかがでしょうか。