2018年10月17日 世界の農業
オーストラリアは、大陸本土、タスマニア島及び多数の小島から成りオセアニアに属する国。 近隣諸国としては、北にパプアニューギニア・インドネシア・東ティモール、北東にソロモン諸島・バヌアツ、 東はトンガ・ニューカレドニア・フィジー、南東2,000km先にニュージーランドがあります。
国土の総面積は77,412万ha。実に世界第6位です。 総面積の約 5 割にあたる、40,627万haが農用地であるが、降水量が少ないのも特徴(国土の 3 分の 2 以上が乾燥地帯) 農用地の約 9 割の35,896haがが永年採草・放牧地となっています。※1
オーストラリアは、地域によってより適した農業・酪農が行われています。 内陸の乾燥、半乾燥地域では、羊や肉牛の放牧 乾燥・半乾燥地域の外側の年間降水量500mm前後の地域は、小麦等穀物、羊・肉牛放牧との組み合わせ
比較的降水量の多いヴィクトリア州等の沿岸地域:酪農 マレー川流域の灌漑地域では、果樹、野菜、米等
主要な農作物は、さとうきび、小麦、大麦、牛乳、牛肉、羊毛等です。
また、オーストラリアは農業留学の受け入れも行っており、自国の農業活動を発信することにおいて積極的でもあります。 https://www.englishpedia.jp/blog/australia-study-abroad-agriculture (農業留学はほかにもフランスやアメリカ、スイスなども行っています)
さて、こんな記事を見つけました。 ⇒ 農業をもっと身近に。オーストラリア発の「畑をもたない農業」とは?
この記事によると、
技量や場所の広さに関係なく、誰でもできるような農業を目指したい。 都会のアパート、広大な土地、どこに住んでいても、みんなに農業を楽しんでほしい。 この理念を下に、小さなコンテナで野菜を育てられるキットや、簡易的な農機具の販売を行っているオーストラリアの会社が特集されています。 野菜キット以外にも、関連書籍も出版し、その商品のデザインはシンプルでデザイン性が高いです。
「農業を、もっと簡単に、おしゃれに。」 農業はきつい、大変、ださいとか、そんなイメージを払拭したい。 そんな強い思いを感じる記事です。
広い土地を持つだけではなく、今の時代にあった農業の形を広めていく。 次世代の農業事業者の育成には、こういった「形」を整えていくのも、ポイントの一つなのかも知れませんね
※1 農林水産省 http://www.maff.go.jp/j/kokusai/kokusei/kaigai_nogyo/k_gaikyo/aus.html
お問合せ お電話 TEL:03-6231-1112 メール ss@solar-sharing.org