ドイツ連邦共和国は国土面積357000平方キロメートル、
人口は約8240万人。EU連合の誕生に大きく関係し、ヨーロッパ諸国に対して影響力を持った国です。
ドイツと聞いて、パッと思いついたのが、ソーセージ、ビール、ジャガイモです。
サッカーや車も思いつきましたが、たいがいこの3つのキーワードが日本人にとっては強いのではないでしょうか。
ソーセージ、ビール、ジャガイモ・・・ドイツ居酒屋のラインナップのようですが、最初にビールで乾杯!ポテトサラダやソーセージに、付け合わせにはフレンチフライや、ザワークラウト。メインはローストビーフかポークソテーで、マッシュポテトを添えて完璧!
といったのが私のドイツ食文化の印象です。
では、実際ドイツの農業はどうなのかと言うと
EU有数の農業大国で、農業生産額はフランスに次ぐEU第2位で、2014年には、EU全体の14%を占めました。
農産物輸出額は米国、オランダに次いで世界第3位、農産物輸入額も世界第3位(2013年)のデータがあります。
農業経営の詳細についてですが、中部・南部ではアルプス山脈も位置していることもあり、山脈牧草・飼料栽培を基礎とした酪農・肉用牛飼育が多いです。
東部では比較的平坦な地帯が広がっているので、
穀物・ばれいしょ・飼料作物と畜産の複合経営が多いです。
また、農家の約4割が特に北西及び南方面の耕地で再生可能エネルギー用の穀物(とうもろこし等)を生産しており、2022 年までに段階的に原子力エネルギーを廃止し、2050 年までに電力の 80%を再生可能エネルギーで賄うことを目標としています。
再生可能エネルギー用の穀物の生産は5年前と比較して約8割増加しています。
では、主要農産物はどうなっているのかというと、
小麦・大麦等の穀物、てん菜、ばれいしょ、豚肉(輸出額世界第1位(2013年))、生乳(チーズの輸出額世界第1位(2013年))でした。
ジャガイモはというと、世界統計の上位順に、
中国、インド、ロシアとなっており、その下に、ウクライナとアメリカが続いて、ドイツは6位に入ります。※1
しかし、世界の農業生産額の上位3国が、中国、インド、アメリカなのです。※2
農業生産額は農地の面積や人口にも左右されますので、国土面積の広い中国、アメリカ、ロシアや、人口が多いインドが、ランクインしてくるのは、当然かもしれません。
そう考えると、ドイツにおけるジャガイモの生産量の高さが伺えます。
※1 農林水産省ホームページより
http://www.maff.go.jp/j/kokusai/kokusei/kaigai_nogyo/k_gaikyo/deu.html
※2 国連食糧農業機関(FAO)より
http://www.fao.org/faostat/en/#home