イタリアの農業

2018年08月19日 世界の農業

<イタリアの農業>

イタリアは国土に占める平地の割合は小さいが、丘陵地や山岳地も農用地として利用されているため、国土面積に占める農用地の割合は45%と、有効的な土地活用を行っているのが大きな特徴です。

日本と比較した場合、国土面積・人口共に日本が高いのですが、農地面積はイタリアが日本の倍以上となっています。

農業生産額はフランス・ドイツに次ぐEU第3位で、EU全体の13%を占める(2014年データ)ということなので、効率性が非常に高い農業なのだろうと思われます。

北部は雨量が多く、インフラが整っているため水稲、軟質小麦、酪農が行われており。北部のポー川流域近くのパダノ=ベネタ平野では稲作が盛んです。
南部は年間を通して比較的高温で特に夏季に降雨が少ないことから、硬質小麦、オリーブ、柑橘等の地中海型農業が中心です。

主要な輸出品目はワイン、チーズ、マカロニ等加工品が上位で、輸入原料を活かした加工品の輸出が多いです。

輸出の7割はEU内の国々で、日本においてもトマト加工品のイタリアからの輸入は大きな割合を占めています。

その他、イタリアでは、1980年代半ばに有機農業団体(イタリア有機農業協会)が設立されるなど有機農業が盛んで有機農業面積は、150万haで世界第6位(EU内ではスペインに次ぐ第2位)、農用地に占める有機農業面積の割合は12%で世界第9位(2015年データ)

参考(農林水産業の概況)
http://www.maff.go.jp/j/kokusai/kokusei/kaigai_nogyo/k_gaikyo/ita.html

 

<脱原発の推進>

余談ですが・・「有機農法が盛んな国」そう聞いて、
ふと思いだしたのが、2011年イタリアでは原発に関する国民投票が行われ、9割を超える原発反対の声を受け、政府の原発計画は中止することが決定しています。

環境や安全への配慮に対する意識が高い国だというイメージです。

参考(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXNASGM1305E_T10C11A6MM8000/