新型コロナ感染拡大の中で見える地域の農業

食料供給を行う農家や直売所の存在感とは?

新型コロナウイルスの感染拡大で7都府県に緊急事態宣言が発令されました。コロナウイルスの問題は予想を超える勢いで、教育現場や輸出入等の様々な分野に影響を及ぼし、特に人の集まる飲食店には国の対策として厳しい目が向けられています。

外出自粛の中、家での「食」がニーズとして高まり、改めて食品の重要性や感謝を感じます。
誤った個人の情報からマーケットが混乱し、いくつかの生活必需品が入手しにくくなる事態も見られていますが、現在のところ農水省の対応(ガイドライン作成等)もあって「食品」の供給網は機能しており、大きな混乱はない様子です。

一方で政府は3月31日に農業政策の指針としてカロリーベースの食料自給率を、現在の37%から2030年度までに45%へ引き上げる目標を示しました。

これは度重なる災害や想定外の事態により、危機感を募らせてのことではないでしょうか?

特に今回のように、世界的な感染拡大ではこれから日本の輸出入にどれだけの影響がでるのかわかりません。

「食」は命に直結する問題であり、生産から流通網に至るまで時間がかかるものです。
それを踏まえ、
今回のような事態の収束まで耐え得るようなシステムが必要となってくるのではないでしょうか。

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農業新聞の記事に、「食料供給を担う農家や農産物直売所の存在感が各地域で増している。」と記載がありました。これは各地域の農業が食のインフラとして活躍している様子を示しています。

これにより、地域住民は「安心感」を得ることが何よりも大きいと言われています。

各地域のコメントとして、「大切な存在だと痛感した」「重要な役割を担っている」と言った
言葉が並んでおり、農業がどれだけ多くの人の支えになっているのかを感じさせます。

農業後継者が減り、耕作放棄地が増える中で家庭の台所に国産の食品が並ぶ大切さというものを国民全体で考える時ではないでしょうか・・・。

参照:

<日本農業新聞>
[新型コロナ] 緊急事態宣言 高まる家庭需要 食品供給網万全 小売り混乱見られず
https://www.agrinews.co.jp/p50507.html

[新型コロナ] 直売所、農家が存在感 消費者の食支える
https://www.agrinews.co.jp/p50504.html

<日本経済新聞>
農業基本計画を閣議決定 食料自給率45%に引き上げ
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO57434370R30C20A3EAF000?s=3

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