地域密着型企業としての取り組み

日本全国的に現在も竹林は拡大を続けており、その中でも千葉県は森林に占める竹林面積の割合が多い県の一つです。市原市に於いても特に繁殖力が強い孟宗竹を管理しないまま放置したことで、アカマツやクヌギといった既存の植生の破壊や崖崩れが起きやすくなるなど多くの竹害が発生しており、地域の景観にも悪影響を与えています。農薬や化学肥料を一切使用しないアグリボルタイクス自然栽培(未来型農業)を展開しているSUNファームは、そんな放置竹林の撲滅になんとか力添えをしようと立ち上がっている地域密着型企業のひとつであります。市原市内の放置竹林にて伐採した竹は農園内で菌根菌や糸状菌など微生物の”すみか”となる竹炭に加工し、農薬や化学肥料の使い過ぎで微生物が減少した農地や耕作放棄地の再生に役立てる活動をしています。

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