野菜栽培システムを海外へ。静岡県内外業者の新しい試み

2019年02月7日 農業ニュース

静岡県内外事業者が、2019年度に、開発した野菜の栽培システムの実証実験を開始すると発表しました。

静岡新聞によると、

植物工場を手掛けるファームシップ(本社・東京都)が、石井育種場(静岡市)など静岡県内外4事業者が連携し、
野菜の種苗と次世代栽培システムの海外展開に乗り出すことになりました。
コンテナ型植物工場を活用して、2019年度にシンガポールで、現地の市場ニーズに合う葉物など野菜の栽培実証実験を行う予定とのこと。

本件は、先端農業推進を掲げる県の「AOIプロジェクト」の一環であり、ほかにアルミ製品製造の不二ライトメタル(熊本県)、コーディネートを担うAOI機構が参画しています。

2018年度にコンソーシアムを組んで行う海外展開トライアル事業の採択を受け、富士市に研究拠点を置くファームシップは、
貨物用コンテナをベースに、年間を通じて栽培に最適な環境を構築できる小型植物工場システムの販売などを展開しています。
高速栽培を実現する独自開発の発光ダイオード(LED)照明を搭載し、温湿度や二酸化炭素(CO2)濃度、養液濃度などの栽培環境を遠隔で制御できるというものです。

今回は同社の20フィート型コンテナを使い、現地向けの仕様にして栽培実証を行います。
石井育種場は、野菜種苗の選定や開発などを担っており、実証を通じて、次のターゲット国や植物工場の規模なども検討する予定とのことです。