農薬や化学肥料を一切使用しないアグリボルタイクス自然栽培果樹園内で昨年10月頃に産み付けられた卵鞘からカマキリの幼虫が一斉に孵化し始めました。ひとつの卵鞘から一度に200~300匹の幼虫が生まれるのですが、その中で成虫になれるのはせいぜい2~3匹程度と言われています。カマキリの幼虫は孵化後何度も脱皮を繰り返して成長、この脱皮の過程で脱皮失敗や共食い、天敵による捕食など様々な要因で死亡率が高まります。しかし我々の果樹園は防鳥ネットで囲われており、カマキリの天敵である鳥が侵入しないことから彼らの生存率は上がることとなります。今年も農園の守り神としてアブラムシをたくさん食べて大きくなり、成虫になったらカミキリムシやスズメバチを捕食してくれることを期待しています。
カマキリの幼虫@アグリボルタイクス自然栽培果樹園
