埼玉県の農業

埼玉県は、県西部の秩父地域は山地ですが、それ以外の地域は関東平野の一部を成す為、比較的平たい土地です。

県庁所在地中心では、さいたまスーパーアリーナや、さいたま新都心などの都心化も進んでいますが、東京に面する東南部には、人工が集中しベットタウンとなっている箇所も多いです。

北部には多くの農地が広がり、利根川の支流である江戸川と中川が流れている他、

それらの支流も数多く流れています。

 

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その人口密度は東京、大阪、神奈川に次ぐ全国で第4位。

農地面積は、関東圏では、茨城、千葉、栃木に続いて4番目。全国圏では、17位となっております※1

よく育てられている作物は、
「小松菜」「ねぎ」「ブロッコリー」などです。

農林水産省の「生産農業所得統計」によると、2015年(平成27年)産の農産物では、「小松菜」が53億円で全国1位となっています。
小松菜の収穫量は約16,900トンで全体の約14.6%を占めています。

ねぎの順位は2位。収穫量は約60,400トンで全体の約12.7%です。※2
ネギはいわずと知れた、深谷ネギが有名ですね。

深谷市では、ゆるキャラにふっかちゃんというキャラクターがおり、
深谷ネギの魅力を伝えていますね。ゆるキャラforチルドレン2015初代グランプリになっています。
とてもかわいいです。

ブロッコリーの順位は2位。収穫量は約15,300トンで全体の約10.1%です。
他にも、さといも、かぶ、ホウレンソウや、
パンジーやユリ、洋ランなどといった花卉栽培も高い出荷率を誇っています。

 

埼玉県の農業は、県全域を占める関東最大の平野部を利用した多くの農地面積があり、

東京都心から埼玉県の全域が100km圏内に位置する為、流通に関してとても便利です。

東京を中心に日本全国へ出荷されるほか、埼玉県に点在している直売所にも置かれています。

しかし埼玉県の農家の数は、徐々に減少傾向にあります。
農林水産省のデータの、5-1 市区町村別農家数及び経営耕地面積 によれば、

平成12年では、 84,518戸だった、総農家数は、平成17年では79,273戸。そして、平成22年では、 72,957戸と約11,000戸減少しています。

販売農家数も、 平成12年では、63,030戸から、44,514戸と減少しています。

これに対して、自給的農家数は、21,488戸から、28、443戸と10年間で約7000戸増加していました。

総農家戸数が減少している中で自給的農家が増加していることは、販売農家から自給的農家に移っていった農家が多いということです。
※3参照

昨今話題となっている、農業就業人口の高齢化や、農業の後継者不足は、ここでも影響を及ぼしています。

埼玉県では、農業活性化の一環として、農業の技術支援を行っています。※4
埼玉県のホームページ内では、埼玉農業男子特集、女子特集として、農業に従事する方々のインタビューも数多くあります。

これから農業を始めたいと考えている方の就農に役立つよう、多くの事業も展開しており、
検討している方への、後押しにもなるのではないでしょうか。

※1 農林水産省「H25耕地及び作付面積統計」http://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/sakumotu/menseki/#r より
※2 野菜ナビ https://www.yasainavi.com/graph/pref/pr=11
※3 農家のうち,商品生産を主たる目的とする農家(経営耕地面積30a以上。
または農産物販売額50万円以上)を販売農家,飯米自給等を主たる目的とする農家(30a未満,50万円未満)を自給的農家といいます
※4 彩の国さいたまより http://www.pref.saitama.lg.jp/index.html

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