苺(イチゴ)と農家

<イチゴ農家について>
スイーツやお菓子でもおなじみで、果物の人気の上位となるイチゴですが
その裏側は・・・

イチゴ農家は夏場に苗を作り、12月から5月頃まで収穫と出荷をするという流れです。
作業工程として稲作とかぶらないため、組み合わせて行っている農家もいるようです。

日本におけるイチゴの品種は約250種ということですから、さぞかし複雑かつ奥が深い作物なのだろうと思います。
ちなみに250種は元々「福羽」という品種が元になっています。
1898年に日本初のイチゴ栽培に成功された方の名前から名付けられた品種とのことです。

もともと日持ちしないことから近隣での消費が中心でしたが、品種改良や栽培方法の工夫を繰り返すことで次第に遠くへ運べるようになり、1980年代後半頃から九州をはじめとした地方からの商品が東京に並ぶようになりました。

土の入念な準備や草むしり、水や温度の管理、病気や害虫の対策などかなり細かく注意をしなくてはならない点が多いようです。収穫までにかかる時間はおよそ2000時間程度(品種・栽培法により異なります。)かかると言われていますので手間のかかる繊細な作業なのではないでしょうか。

 

<イチゴの市場>
イチゴ農家の平均年収は300万円前後と言われています。
これはおおよそ、農家の平均年収と重なる値です。

ただし、何事においてもという話ではありますが例外として1000万を超える農家もおります。

もちろん、高収入に結びつけるためにはそれなりの工夫が必要で、
栽培面積の拡大、農薬・肥料・人件費のコスト削減。
暖房代等エネルギーコストの削減。収量の増加や売り先等かなりの経営力必要とするようです。

イチゴの単価は平均して100g100円~200円で1パック300gが目安とのことです。
品種により差があるでしょうが、基本はそれほど高くはないようです。

イチゴ農家の共通の悩みとしてはやはり気候条件が大きく、
自然災害などによる大きな被害にはかなりの覚悟が必要な様子です。

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