広大な土地を持つアメリカの農業はどのようなものだろう。
ふと、疑問に思いいろいろと調べてみました。
日本をはじめ世界各国に輸出する「世界の食料庫」と呼ばれるアメリカでは特に、だいず・とうもろこし・牛肉・レモン・小麦等で世界最大級の輸出を行っているようです。にも関わらず、農業人口は全体のわずか3%ほどとのことで、意外です。
つまり、広大な土地を使って少人数栽培するため1人あたりの労働生産性が高いと言うことを指しています。
なぜ、そのようなことが可能かというとポイントは大きく二つで
1つめは、大型の農業機械を使っていること!映画やニュースで多くの方が見たことがあると思うのですが、飛行機を使って農薬をまいたり、農業機器に載って延々と畑を進んでいくあのイメージですね。
2つめは、気候や土壌にあった作物を大量に作れるという点です。
そう聞くと、一見当たり前のように感じるのですが、国土の狭い日本ではそうは行きません。
自然条件が合わなくても,土地改良や品種改良を行わなくてはならないことが多いのです。
まさに最強の農業国と思えるアメリカですが、実はそれなりに問題も多いようです。
(参照)「農業大国アメリカでさえ悩む労働力不足 魅力的な職業にするための策とは」
http://agrinasia.com/archives/2941
日本では常日頃から問題とされている農家の人手不足ですが、アメリカでも同じく人手不足で悩んでいる様子です。
日本とはやはり事情が違い、メキシコの移民や国政と深い関わりがあるようです。
ただ共通の問題解決への道筋としては、どのように魅力的な「儲かる農家」に変えていくかというところのようです。
参考記事内のカリフォルニア州の例では労働条件の改善がスピード感を持って進められている。
日本ではというと、加えて高齢化の問題もあります。齢をとってもできる農業というものも課題となってくるのではないでしょうか。
(参照)人手不足での産地づくり 生産体系見直し着手 農水省
https://www.agrinews.co.jp/p43975.html?page=2
農水省より「このままでは需要に応じた生産を維持できない恐れがある」という危機感がありつつも、具体的な解決策は見えてこない様子。
柔軟に農業の仕組みを取り入れる体制が必要ではないでしょうか。