【都市型農業ビジネスは儲かるか!?】
都市内、またはその近郊で行われる都市型農業ビジネスですが、農林水産省のホームページでは以下のように定義していました。
都市農業は、
都市農業振興基本法第2条「市街地及びその周辺の地域において行われる農業」と規定しており、消費地に近いという利点を生かした新鮮な農産物の供給といった生産面での重要な役割のみならず、身近な農業体験の場の提供や災害に備えたオープンスペースの確保、潤いや安らぎといった緑地空間の提供など、多面的な役割を果たしています。
国としても推奨され、多数のメリットがあります。
一方。普及の妨げとなっているデメリットというものも、目につきます
都市型農業をスタートするのであれば、それに応じた設備が必要になるため初期費用が高くなります。また地価が高くなるぶん、拡大が容易に進められません。
そのため、どうしても大量生産を行っての効率性、収益性が制限されてしまいます。
また、近隣との距離が近いため農薬等にも配慮が必要です。
都市と農業との融合は困難なのでしょうか?
ところが、インドでは近年、農業ベンチャーの設立が急増しているようです。
都市型農業ビジネスは数年後、インドでは10億ドルの市場規模を持つ、と推計されているとのこと。
http://innoplex.org/archives/40645
栽培方法は特別最新技術を使っているわけでではなく、IoTなどを活用しながら、よりローテクな栽培方式を採用。
屋上やバルコニー等のスペースを利用した家庭菜園やマイクロ発電(太陽光パネルの設置)を推進する施策も進められているとのことでした。
農業は「儲からない」との認識が高かったようですが、状況が次第に変化している様子です。
だいぶん遠い国の話ではありますが、日本の農家減少問題にも通じる打開策のヒントがあるように思えます。