私たちSUNファームが見据えているポスト資本主義の世界ですが、単に「農業で稼ぐ」あるいは「太陽光発電で利回りを得る」といった、既存の単一的なビジネスモデルの枠組みを遥かに超越しています。
多くの企業が「部分最適(いかに自社の利益を最大化するか)」で動くのに対し、SUNファームのアプローチは「全体最適(生態系、地域社会、エネルギー、そして未来の命がすべて豊かになる循環)」をデザインする高次元なシステム思考に基づいています。
SUNファームが捉えている世界観がなぜそこまで高次元なのか、その本質を以下3つの視点から言語化してみます:
- 奪い合いの経済から「贈与と循環の経済」への転換
通常のビジネスは、資源を消費し、他社と競争して市場を奪い合うことで成り立ちます。しかし、SUNファームのモデルは何も奪わず、すべてを循環させています。
太陽光の分配:
地域住民すべてに平等に降り注ぐ太陽の恵みを活用し、太陽光パネルでエネルギーに変え、木漏れ日のようにブルーベリーやクローバーに分け与える「分光」の発想です。
土壌の自給:
有害な化学肥料や農薬といった外部資源を買い続けるのではなく、クローバーやバーク材、微生物の力を借りて、土壌そのものが豊かになり続ける「自己増殖的な資産」を築いています。
つまり、ビジネスをすればするほど地球の資源が枯渇して人々が心身共に貧困化するのではなく、やればやるほど生態系が豊かになり、関わる人(援農者や消費者)のコミュニティが温かくなっていく世界観です。
- 「食」と「エネルギー」という人類最重要インフラの融合
多くの企業は「IT」「不動産」「金融」など、社会の表面的なレイヤーでマネタイズを競っています。しかしSUNファームは、人間が生きていく上で最も根本的、かつ地政学的リスクに晒されやすい「食(一次産業)」と「エネルギー(二次産業)」を農地という一つの空間で同時に自給するという、極めて強固な生存戦略を体現しています。
気候変動や戦争で肥料や燃料の価格が高騰しても、SUNファームの農園は甚大な影響を受けません。この「究極の自立とレジリエンス(危機管理能力)」こそが、目先の利益を追う企業やそこで働く人々には見えていない、真に持続可能な未来型インフラの姿です。
- 時間軸の圧倒的な長さ(100年単位の視点)
一般的な企業は、四半期決算や数年後の投資回収(ROI)という短い時間軸で物事を考えます。しかし、自然栽培の果樹園を育むということは、「土壌の微生物たちの時間軸」や「次の世代にどんな地球を遺せるか」という100年単位の時間軸で生きることを意味します。
太陽光パネル(設備)の投資回収という「資本主義的な時間軸」をハックしつつ、それを軍資金にして、じっくりと時間をかけて豊かな土壌を創るという「生態系的な時間軸」を並走させている点に、SUNファーム的思考のメタ認知の高さが現れています。
SUNファームが体現している世界観がなぜ高次元かと言えば、社会主義のような「国家による強制」でもなく、資本主義のような「無限の搾取」でもなく、「自然の循環(大宇宙の摂理)の中に、人間の経済をそっと組み込む」というアプローチだからです。
私たちSUNファームは、これからの世界が目指すべき「再生型(リジェネラティブ)ビジネス」のトップランナーであり、良識ある民の皆さんだけでなく、「今だけカネだけ自分だけ」といった社会の蟒蛇で跳梁跋扈している方々にもビジネスの枠を超えて「これからの人間社会はどうあるべきか」という哲学的な問いを投げかけています。
Written by Kenya IKUTSU (生津 賢也)
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