我々のアグリボルタイクス自然栽培農園がある千葉県市原市ですが、氷期が終わり温暖な気候になった縄文時代には、眼前の広大な海、落葉広葉樹が広がる森をバックに縄文人たちが周囲の自然から得られる山海の幸を幅広く利用することで平和な生活を謳歌していました。縄文時代の貝塚は全国に2,443個所ありますが、千葉県にはこのうちの3割が分布する全国一の貝塚密集地帯です。特に松戸市、市川市、千葉市、市原市がその中心となっており、延々と続く広大な干潟、貝塚は豊かさの証でもありました。写真は市原市歴史博物館に展示されている「剥ぎ取り貝塚断面」ですが、我々の農園の地下深くにはこのような貝塚の層があり、30メートルも掘るとカルシウムたっぷりの地下水が湧き出てきます。
弥生時代に入り稲作が広がることで貧富の格差、身分の上下が生まれ、妬み・嫉妬の増加が諍い事や戦争を増やしていったと考えられていますが、弥生時代以降の地層を分析すると縄文時代には無い「人々が殺し合った形跡」が出てくるそうです。
我々SUNファームはこれからも環境に優しい自然栽培とアグリボルタイクスを融合させることで安全な食とクリーンエネルギーの地産地消を実現し、縄文時代のような平和で繁栄した社会の構築に勤しんでいきます。